剪定奉仕活動を行いました
造園連東京都支部の青年部による剪定奉仕活動が、令和8年3月18日(水)に聖ヨゼフホーム(西東京市)にて実施されました。今年は通路沿いを中心に行いました。

聖ヨゼフホームとは?
聖ヨゼフホームは、東京都西東京市保谷町にある児童養護施設で、社会福祉法人セント・ジョセフ会が運営しています。1933年にカナダからキリスト教カトリックのシスターが来日し、戦後、聖ヨゼフホームを設立して戦災孤児を受け入れました。その後、都知事の認可を受けた児童養護施設となり、現在では保谷町のほか数カ所のサテライト型児童養護施設を運営しています。


奉仕活動について
青年部による聖ヨゼフホームへの剪定奉仕活動の歴史は古く、「東京都支部創立30周年記念誌」によれば、平成11年の青年部の活動の1つとして記録に残っています。
初期の頃は夏場や庭の日(4月28日)に行っていたようですが、現在では年1回、春先に実施するのが通例となっています。
朝8時30分前に14名が集結。役割分担とKY(危険予測)の確認を終えると、外周に沿って植えられた高木に次々と登って剪定を行いました。腰から伸びているのは、造園ワークポジショニングのロープです。造園ワークポジショニングについては、この記事の後半でご案内します。





剪定は上から下へが基本です。高木の場合、登ってしまうと全体像がつかみにくいため、地上から指示をもらって作業します。下に落ちた枝葉は通行の邪魔にならないよう素早く回収します。



作業前


作業後


終日の作業で、こんもり茂っていた樹木が刈り込まれ、すっかり風通し良くなりました。害虫や病気の予防のためにも、適切なお手入れは大切です。奉仕活動に参加された皆さん、お疲れさまでした。
造園ワークポジショニングとは?
造園ワークポジショニングは、労働安全衛生法の目的である労働災害の防止を図り、事業者等の責務を果たすため、造園施工団体が推奨する作業方法です。
自然物である樹木は同じ樹種でも個体によって生育状況がさまざまです。大木であっても中が虫食いで空洞な場合もあり、強度が一定ではありません。フルハーネスなどの墜落制止用器具を装着していても、ロープを託した樹木の強度が不明確なため、万一の際、樹木が折れるなどして十分な制止(フォールアレスト)が効かず、地面に激突してしまう可能性が否定できないのです。
そのため、造園連ではU字吊りロープの2丁掛け(ダブルランヤード)で常にテンションを架けた作業姿勢(ワークポジション)を作り、自由落下距離を限りなくゼロにして墜落を防ぐことを推奨しています。
造園連東京都支部では組合員に向けて、ロープ高所作業の特別教育やツリークライミングの技術技能講習、樹上作業の安全対策や造園工事の安全管理などをテーマにした講習を年に複数回行っています。また、東京都支部に所属している各組合単位でも労働安全衛生大会を毎年開催し、安全への意識を高めています。
造園連本部のホームページで「造園工事の樹上安全作業マニュアル」と動画をご覧いただけます。