熱中症予防教育を実施しました

建設業等における熱中症予防労働衛生教育(管理者向け)を、令和8年5月23日(土)に国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木)にて実施しました。屋外作業が中心の造園業にとって、夏の気温が40度を超えるようになった昨今、熱中症予防対策はマストです。

どんなことを学ぶの?

以前から造園連では熱中症対策の講習会を開催してきました。昨年6月から熱中症対策が法律で義務化され、カリキュラムの一部が新しくなりました。今回は、各自が職場に戻って熱中症予防の指導ができるよう、管理者向けの講習です。

1)熱中症の症状とWBGT値について

ビデオで熱中症の症状や発生メカニズムを学びました。また、黒球湿潤計の現物を使ってWBGT計測の手法を再確認しました。

WBGTとは暑さ指数のことです。通常いわれているWBGT目安値は、屋根のある場所で、若干の風がある状態での値です。直射日光の下で働く造園業者はさらに過酷な環境下にあり、より注意が必要です。

2)熱中症の予防対策

健康管理や衛生教育についてビデオ講習した後、9班に分かれて安全施工サイクルや予防対策事例研究を行いました。

3)緊急時の救急措置

緊急連絡網や命令系統の作成・周知手順や救急措置について学びました。

熱中症は、体の中の血液を素早く冷やすことが肝要です。水道水が十分に使える現場であれば全身冷却法が確実ですが、常にホースから水が出せる環境とは限りません。少量の水(クーラーボックス2杯分)と氷、ビニールシートでできる救助法やアイスタオルを使う救助法を学びました。

4)熱中症の事例研究

造園や農業・建設業界で発生した熱中症が要因と思われる過去の死亡事例を教材に、グループワークで予防対策を討議しました。

同じ環境で作業していても、年齢や持病、当日の健康状態などで、熱中症に罹患するリスクは異なります。現場の管理者として、作業員のちょっとした動作に違和感を抱き、軽症のうちに病院搬送することが大切です。

症状が深刻になる前に手当できるよう、現場の声かけ・コミュニケーションをしっかり行ってください。

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